腕時計の水没はできるだけ早い修理が必要だがインゴットなら…

3261 Gold

時計の針が錆びたので
修理して欲しいのですが…
とのことでお預かりした時計。

スイスの高級時計ROLEXの
かなり古いモデルだったのですが
検品してみたところたしかに
短針・長針ともに若干の錆。

長く使われてたようでしたが
内部の錆となるとだいたいの
理由は分かってしまうもの。

お預かりした際に色々と
話を聞いたのですが案の定、
昔、水に浸かってしまったと。

ただ、それでも動いたので
そのまま使い続けていたら
いつの間にか針には錆。

文字盤もくすんできて、
風防の汚れも目立つように
なってきたとのこと。

数年使ってきたけども
動きが悪くなったのもあって
この度お持ちになられました。

分解掃除もそうですが、
針の錆取り、もしかすると
部品交換なども必要となります。

出張などが多く、お店に
なかなか持ってこれるタイミングが
なかったとのことでしたが、
できれば早く持ってきて欲しかった
…というのが本音ではありましたね。

クオーツでも自動巻きでも
どちらの時計もですが水没した
とにかく早めに修理に出す。

これは腕時計の故障を
防ぐための鉄則ではあります。

というのも時計内部に
水分が入ってしまったら、
クオーツ時計だと電子回路が
やられる可能性が高くなります。

文字盤にシミができたり
夜光塗料の剥がれ、潤滑油の
変質による動作不良など、
その影響は多岐に及ぶもの。

動くかもしれませんが、
何かしら動作に影響するリスク、
そして長く放置するほど
故障個所も増える可能性は
高まってきてしまいます。

腕時計はたくさんの
細かな部品が集まった精密機械。

水が入るようなことがあれば
すぐに修理へ出すのは鉄則です。

よほどのことが無い限り問題なし

何かあったらすぐに
メンテナンスが必要な時計。

特にROLEXなど高級時計は
劣化したり、壊れてしまうと一気に
資産としての価値が落ちるので
維持というのが肝となってきます。

とならば分解掃除など定期的な
メンテナンスなしには価値を保てない
…ということになります。

価値がある資産ではあれど
買ったら放置したままにできない
そういった商品です。

資産価値はあれど、物としては
あくまでも時計であるため、
維持というのが難しいもの。

製品である以上、経年劣化は
切っても切れないので高級時計は
そうしたリスクはつきものです。

では何か劣化したところで
価値が下がらないような資産は
存在するのでしょうか？

その答えのひとつとして
ゴールドがあります。

ゴールドは資源そのものが
価値ある物であって、ゴールドで
作られた物であれば若干の
製品価値は落ちる可能性はあれど
無価値となる可能性は低いもの。

ゴールドはそもそも化学的に
極めて安定した元素であり、
空気中で酸化することもなく、
水分による錆や腐食とも無縁です。

特に純度が高い商品であれば
小傷などの使うことで傷付くことは
あるのかもしれません。

ただ、素材価値としては
市場相場に連動して決まるため、
ある意味メンテナンスフリーな
資産としても使えるということ。

購入しても保管庫に置いておくだけで、
特別なメンテナンスは一切不要であり、
ただそこに存在するだけで、
着実に価値を保ち続けてくれるのです。

ROLEXのように定期的なメンテナンスに
悩まされることなく、長期的な資産の
安定性が手に入る資産と言うことです。

金製品は純度と重量が命ですが普通に
保管しておいて勝手に純度が下がったり
重量が減るなんてことはまずないのでね。

本日はここまで。
ゴールド皇子こと中岡英也でした。
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May the Gold be with you. 

【本日(8/12)の貴金属価格（9:30価格）】
　ゴールド：17,663円/g（-110）
　プラチナ：7,119円/g（+42）
　※田中貴金属公表の税込小売価格
　※2025.7.1より14:00にも価格が公表されます（平日のみ）

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