金(ゴールド)は小さいサイズに限る

投稿日:

883 Gold

 

毎年1月に行われる
宝飾業界の大きな展示会
国際宝飾展(通称:IJT)

 

元々は小売店向けだった催事も
今では中国人や一般客が来るなど
従来の規律が崩れつつありますが
それでも多くの企業が集まるため
情報収集には良い機会

ということで今年のIJTに
僕は参加せず営業部長に
行ってきてもらいました

 

そんな2019年のIJTですが
何と言っても注目されたのは
これまででは考えられない
新しいジャンルの商品

 

その商品というのは
合成ダイヤモンド

 

昨年、ダイヤモンドブランド
世界最大手のデビアス社が
合成ダイヤモンドのブランドを
プロモーションをするということで
一気に注目された合成ダイヤモンド

業界内では英訳化して
Synthetic Diamond
(シンセティック)
 …と
呼ばれております

 

 

もはや技術の進歩により
人の目では真偽の判断が
難しくなってきたダイヤモンド

 

どうやって鑑別するのか?
本物との差別化は?
宝飾業界のいく末は?

 

同じジュエリー小売店の仲間も
かなり神経質になっている
合成ダイヤモンド

 

もちろん低単価商品の一部なので
脅威ではないと言えばそうですが
なんてったってダイアモンドという
言葉が使われているのが気になるところ

これまで以上に本物の
ダイヤモンドの価値や魅力を
訴えないと宝飾業界の衰退を
進めるのでは?
…と気になっている次第です

 

 

宝飾品が高額商品である
理由の1つに経費があります

貴重品として運搬したり
真偽を何重にもチェックしたり
セキュリティでの警備体制など
ジュエリーの値段にはそのような
たくさんある経費も入ってます

 

合成ダイヤモンドによって
そういった宝飾品本来の価値が
損なわれないか気になるところです

 

人の手によって作られた
ダイヤモンドは綺麗すぎるため
見た目に違和感を感じます

それに引き換え天然のモノは
内包物であったり空気があり
それぞれに自然の証があります

 

わざとらしい綺麗さは
返って不自然ってことです

 

 

わざと加工してはNG…

先週末から金価格が
ドッと上がり小売価格単価が
久しぶりに5千円台に突入しました

そんなこともあって
週明けからはお買取の方で
ドタバタしておりますが
お客様からこういった
質問をされました

 

切ったインゴットを
売却できるのか?

 

結論から言うと
切ってしまったインゴットは
お買取できません

 

なぜならばわざと
破損したとみられるため

金(ゴールド)は軟質性のある
貴金属であるために高いとこから
落としたとしても割れたり
切れたりすることはありません

凹んだり欠けたりしても
割れることはないのです
(割れたら偽物の可能性あり)

 

ということは切れた状態は
意図的に切断しない限りに
なり得ない姿なのです

 

ではなぜインゴットを
切ってしまうのかというと
小分けにして売却したいため

小分けにしないまま
売却すると200万円超で
支払調書が届けられたり
50万円売買益による所得税など
都合の悪いケースがあります

 

結局、切断せず済ませるなら
最初から小ぶりなものを
買うのが良いのです

 

大きいサイズだから
切っちゃいたい!

と思ってしまわないよう
買い方には要注意です

 

 

 

本日はここまで。
ゴールド王子こと中岡英也でした。
(名前クリックでプロフィール表示)
May the Gold be with you. 

【本日(2/1)の貴金属価格】
 ゴールド:5,027円/g(+10)
 プラチナ:3,214円/g(+16)
 ※田中貴金属公表の税込小売価格

 

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