3113 Gold
5年前の2020年3月16日、
この日は世界の金融市場において
歴史的な瞬間が起きた日。
何が起きたのかというと
アメリカNYダウが約3,000ドル下落し、
史上最大の下げ幅を記録した日。
それに伴って、ニューヨーク
証券取引所が取引を一時停止する
サーキットブレーカーを発動。
短時間で市場の急落を防ぐため
行われたサーキットブレイカーでしたが、
いかんせん同月で複数回あったため
投資家のパニック状態が如実に出た月。
では、この暴落劇の背景に
何があったのかというと
新型コロナウイルスの感染拡大。
今となっては過去の出来事ですが
2020年1月に中国で感染者数が急増し、
3月に入ると中国国外でも爆発的に
拡大した新型コロナウイルス。
各国がロックダウンを発表し、
経済活動が急激に停滞。
そんな状況において、
金融市場が最も恐れたのは
経済の先行き不透明感。
新型コロナのワクチン開発には
かなりの時間を要すことが予想され、
企業の売上減少や倒産リスクが
一気に高まりました。
そうなるとコモディティ、特に
外出制限による、OPECの協議決裂等で
原油価格の暴落が起こったことも
金融市場の混乱を助長したのでした。
原油を始めエネルギー関連の
株がこぞって売却された結果として、
株式市場全体の下落を加速。
機関投資家やヘッジファンドは
リスクとなる資産を手放したので、
大量の株式が売られる悪循環に
陥ってしまったのでした。
そんな当時の事情と違えど
今年の3月もブラックマンデーと
まではいかないものの想起させる
株価の下落が起こりました。
事の発端は時の人でもある
トランプ大統領による景気後退が
否定されなかった発言でした。
FRB議長の発言をひっくり返す
トランプ大統領の発言に市場が
敏感に反応した結果でした。
未曽有の事態でも…
新型コロナウイルスが蔓延した際、
経済がストップしたことにより、
倒産した企業もたくさん出ました。
それによる株価も暴落する
といった事態になったのですが、
そんな中でも金価格は安定。
むしろ、安定どころか
価値は上がる一方でして、
当店も売買される方が多く
安全資産として機能したことを
実感した期間ではありました。
ゴールドの最大の魅力は、
世界共通の価値を持つ
普遍的な資産であること。
通貨は各国の経済政策や
金融政策の影響を受けますが、
ゴールドはそれらに左右されにくい
そういった特性のある商品。
物価が上がるインフレ、
それに伴い金価格も上昇し、
インフレヘッジとして有効な
資産であることを世界中が
実感することになりました。
コロナ禍における金融政策で
最も金価格に影響したとされるのが
大規模な金融緩和の実施による
市場への大量な資金供給。
お金は作ることができるため
通貨価値が下落し、その結果として
インフレが一気に進んでいきました。
ゴールドはインフレに強いだけでなく
通貨と違って作ることができないため
通貨の信用が落ちると追い風になります。
そのため、安全資産という
立場がさらに強まったのでした。
コロナ禍を過ごした方の多くは
ポートフォリオにゴールドを
組み入れることの重要性を実感。
株式投資などと合わせて
分散資産することが大事として
リスク管理を徹底する姿勢は
消費者だけでなく各国中央銀行も
取り入れる結果となりました。
新型コロナウイルスなど
次の危機がいつ来るかは
誰にも分かりません。
歴史を振り返ると、このような
経済危機や市場の急落は周期的に
発生しています。
こういった悪い流れの経験を活かし、
将来くるかもしれないリスクに対して、
どう対処するかというのは誰にとっても
大事なことではないかと思った次第です。
本日はここまで。
ゴールド皇子こと中岡英也でした。
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May the Gold be with you.
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